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今夜の番組チェック


フライトに関する情報

飛行時間
 本来なら実質空中を飛んでいる時間は約30分になる。タキシングなどの時間をいれて約40分ではないでしょうか。せっかくロシアまで来るのなら、もう少し長く乗りたいというのが普通の人の心理でしょうが、かなりのGを受け体への負担が大きい為、その位が限度かもしれません。私はたまたま2回に分かれた為、10分位余分に乗らせてもらいました。
 日程としては4泊6日で組みました。最初は、MIG29に乗ることだけ考えれば、移動時間を入れてトータル4時間位で目的が果たせるし、観光する場所も少ないことから、仕事も気になり4〜5日でも十分かと思いました。結果としては、体調や時差、機体の調子などを考えると6日で正解でした。

費用
 旅費、食事、ビザ、通訳、宿泊、送迎、飛行料、ビデオ撮影料で約150万円程度になります。
 飛行料は機種によって変わります。当たり前ですが、高額な戦闘機ほど高くなる様です。高いか安いかについては、仮に日本で1機100億円のF15を利用して、同様の商売を成り立たせるには高級車1台分はかかるでしょう。
 ちなみにMIG29の飛行のみの料金は7,650USドルと表示されていました。ビデオ撮影は予め予約が必要で、500ドルかかります。日本のVHSビデオレコダーで見れるようにするには、変換が必要で編集に時間がかかる為、当日の夕方にホテルまで届けてくれます。物価を考えるとはっきり言って高い。 
 今回のツアー参加料金を飛行時間で割ってみると、1秒当たりの単価で約600円になります。単純に飛行料だけで計算しても通常なら、毎秒500円硬貨を空中にばらまいてる計算が成り立ちます。

保険
 旅行代理店もよくわからなかったようで、結果として入りませんでした。
 ロシア空軍に補償について問い合わしてもらいましたが、明確な返事はくれなかった。現地でロシア軍のスタッフから聞いた話の中で、以前F1ドライバーのデーモンヒルが来る予定だったそうですが、保険料が高すぎて断念したとのことでした。どうやら国や種類によっては内容により適用できるものがある様です。

ジュコフスキー基地
 モスクワ市郊外の南東に位置し、ホテルより車で約1時間位かかります。
 ロシア軍にとっては、内容、規模、位置的にも重要な基地で、アメリカのエドワーズ空軍基地に相当する実験基地にあたります。そこでは2年に1回、約1週間行われる、MAKS(マークス)と呼ばれるロシア最大の航空ショーが催されるところでもあります。この基地には、ロシア軍のありとあらゆる航空機がそろっており、さまざまな実験機やロシアンナイツと呼ばれるアクロバット専用機もありました。
 極めつけは、まだ1機しか現存していませんがS-37(Su-45)ベクルートと呼ばれる、ステルス性能を持った前進翼機が保管されているそうです。見せてもらえるように交渉しましたが、軍事機密のため無理とのことでした。
 ただ最先端の基地の割りには、建物はかなり古く、タクシーウエーはけっこうでこぼこで、いたるところに戦闘機や輸送機の残骸が放置されていた。想像するに、古い機体から使える部品を調達したり、処分費用の問題があったり、あと攻撃にそなえてダミーとしての役目も果たす目的もあるのでしょう。

服装
 自分では特別なものを用意する必要はありません。
 フライト用のものは、女性のスタッフ2人がGスーツとウエアを着せてくれます。酸素マスクの取り外しやヘルメットをかぶった状態での通話のテストを行ってくれました。

ブリーフィング
 パイロットとの事前打ち合わせを約10分程行います。
 まず初めに「これは訓練を目的としたものではありません」と言われ、後は簡単なメニューの説明があり、こちらからのリクエストと質問をさせてもらいました。タワーとの交信を記録したいため、周波数を教えて欲しいと言ったらいやいや教えてくれました。

メディカルチェック
 まず、日本で健康診断を行い診断書を英語で書いて持って行きます。
 それを医者に見せるわけですが、受け取るだけで、血圧検査もなく、顔色を見ただけの簡単な問診が行われます。フライト中はエプロンの車の中で薬や注射を持って待機してくれてました。

基地内移動
 かなり広い飛行場のため、移動は自分達の乗ってきた車を使います。移動中やエプロンでも色々な飛行機が見れました。
 

写真撮影
 規制は全くありません(本当はあるのかもしれませんが)。外も中も全くフリーでした。

軍のスタッフ
 観光客相手が目的だからでしょうか、軍隊特有の硬い感じはせず、感じのいいスタッフが多く、特に案内役の人は何でも話してくれました。パイロットのアレキサンダーの本業はテストパイロットで、20種類もの機体を操縦出来、英語が喋れるエリートです。

搭乗前の説明と準備
 シートに座るとスタッフがベルトをセットしてくれます。
 準備が終わると、パイロットより簡単に主要な計器と酸素供給スイッチの説明がをしてくれます。

飛行メニューの希望
 ある程度聞いてもらえます。ただし時間内に収まることが前提になるでしょう。

飛行可能機種
 L-29  L-39  MIG-21  MIG−23  MIG-25  MIG-29  SU-30  Po-2  Yak-18T  An-2  L-410
 

販売用ビデオ
 フライト後時間があったため、基地の中のビデオスタジオに連れて行ってもらいました。
 そこは、販売用の航空機ビデオの編集室らしく、日本製のビデオデッキが100台以上あり、数多くのビデオテープとCDが置いてありました。その中から300円程度のMIG-29やSU-27のビデオテープを購入し、日本に持ち帰った後、近所のビデオ編集専門店にて見れる様に変換してもらいました。自宅でそれを見ると、そこには私の乗った機体番号84が映っているではありませんか。このジュコフスキー基地は全ての機種が揃っている、最先端の実験基地であると同時にロシア国民へ向けた軍のピーアール目的や、世界を相手にした外貨を稼ぐためのの商業基地でもありました。私が映っているビデオもここで編集しました。

有名人
 基地のスタッフから写真を見せてもらいましたが、ハリウッドスターのロバートデニーロやマジシャンの引田天功も参加したとのこと。引田天功はアレキサンダーが同乗して、MIG-25にて飛んだそうです。引田天功の飛行証明書には、マッハ2,5、25000メートルと書いてありました。

その他の国のツアー
 私の知る限り、同様のツアーはオーストラリアのシドニーにてジェット練習機を使用したものと、南アフリカにて旧式の戦闘機を使用したものがあるようです。いずれにしよロシアのツアーは、年式は多少古いものの現役の戦闘機を用いており、立地、費用、最先端の基地で行えることを考えれば一番のツアーといえるでしょう。